2016年5月21日土曜日

平成28年 5月19日 和子先生を偲ぶ茶会

丁度 100日前の2月8日、偲ぶ 茶会を催す為の準備委員会が発足しました。
まず関係者に案内状を3月末に発送する事、茶道具類を揃える事、抹茶 菓子の種類や注文するお店を決める事から始まりました。
茶道具類は、故人にゆかりのある物、
抹茶は、北大路 「山本園」の「冨貴昔」
お菓子は、「老松」に注文       主菓子は「こなしの杜若」   お干菓子は「そぎだね  煎餅」
会場の下見  (1月21日に行き)「宝ケ池 グランドプリンス ホテル 茶寮」を一軒全部 借りる事に決定 した。
その後 二回お茶のお稽古   「長板風呂(ながいた ふろ)の点前」
詰めの準備委員会をして  当日を迎えました。

新緑が一番美しい時に
      朝8時に集合   準備にかかりました。今回軸物、道具、花  全て持ち込みです。炭をおこす事から!

「本席」
床       軸物   「無事」    遠州流 16世 明堂和尚 筆
          花           姫しゃら、鉄線     花器  唐金    
          香合        黒柿(蓋に七宝の彫)

「待合い」

席入りする前ここでお菓子を出します。

主菓子          こなし 杜若  (きれいな紫が写真ではでません)
お干菓子      そぎだねと言う煎餅   黄色い餡子が挟まり、源氏香の焼印
何れも追悼茶会用に老松さんに特別に作ってもらいました。

主菓子、お干菓子を銘々皿に のせ一客ずつ出します。 
  銘々皿は 遠州好み 七宝の蒔絵入り

順序が逆になりましたがお待合でお菓子を食べてもらい席入りして頂きます。
一席五客で席入りしてもらいました。

一席目は 家元や和尚さん

二席目からは


四畳半の席ですが、五人だとゆったりと落ち着いた雰囲気になりました。
「高取り」 雪山作  などの茶碗   
  棗、茶杓  の写真がありません

お茶の済んだ客は又 場所を移ってもらい 談話室?で故人の思い出話とか、、、

談話室の床飾り    軸物「夢」と左側に書いてある文字の読みが下りません         明堂和尚


市原 山本家の庭から頂いた花を、私達の師匠  和子先生 をイメージして生けました

お番茶やお煎茶で気楽に語らいの時を持って頂きました。
お茶会を催すのは、準備など 色々大変で 何度か  「できるかしら??」と不安に成りましたが、来て下さる方の顔を思い浮かべながら進めて行ったり、お道具の組み合わせを考えたりの楽しみの日々でもありました。
いざ当日を迎えて見れば、50年ほど前に 一緒にお茶のお稽古をしていた お仲間が 東京、名古屋などから駆けつけて下さり、お互いの無事を喜び 、私達の師匠であり私の従姉妹でもある和子先生が引き合わせて下さったと感じ  昔話しに花が咲きました。 その頃の一番弟子 二番弟子の男性師匠のお力がなければ成し得なかったお茶会でした。
無事に終わり準備に携わった者で達成感と疲労感を共有しました。

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