2014年1月9日木曜日

百人一首

  花の色はうつりにけりないたづらに わが身世にふる ながめせしまに   小野小町
    5歳になったばかりの孫に最初に覚えさそうとしている歌ですが、もっぱら「坊主めくり」専門!   坊さんがでたら大騒ぎ!  3歳の女の子はお姫さんがでたら喜び、坊さんがでたらべそをかいています。
  百人一首を覚えていたら、(ほとんど忘れていますが)      観光に行った場所や花などにもたまに、「こんな句があったなぁ」と思い出すことがあり、その場所や物の興味も深まります。


百人一首にはこんな思い出もありました。    結婚して最初のお正月に亡き主人の梅田の近くの実家に行った時の事です。「さあ  みんな集まったので やりましょう!」とはじまりました。お母さんが読み手でみんな  と  言っても兄弟三人と私で、ワイワイ キャーキャーと楽しく取り合っている中  私だけ取れなくて、、、、、主人が可哀想と思ってか自分の取った札をそっと呉れたりしましたが、一人っ子の私はそれまで家族でそんな事をした事が無く恥かしい思いをしました。
  何年かたって息子が4年生になった秋?に当時担任であった  忘れもしない竹村先生に「お正月までに百首覚えて三学期明けにみんなでカルタ取りをして頂けませんか?」とおねがいしたら、快く受けて下さり、それを機会に私も一日一首必死で覚えました。     あんなに覚えたのにほとんど忘れてしまいましたが、あの時の機会がなければ知らないまま通り過ぎていたかと思うと、今は亡き竹村先生に感謝しています。(いまの教育現場では考えられない事ですが?)


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