2019年3月3日日曜日

坂東玉三郎 特別公演

「美の極致」と言っても過言でない、坂東玉三郎の「阿古屋」を鑑賞して来ました。






新装なった南座   内部




❶    壇浦兜軍記         阿古屋
遊君阿古屋を演じるには琴、三味線、胡弓を実際に舞台上で演奏しながら、微細な心情を表現しなければならない、
22年間演じられる人が居なく、玉三郎さんが一人で守りつづけてこられたという事です。
30kgの衣装を付け、重さを感じさせなく、舞い、演奏しなければならない‼(今回衣装が新調されたらしいです。)
琴、三味線、胡弓のどれも難曲を、前に大きな帯があるにも拘らず、唄い演奏される。それも何処を切り取っても美しい‼
何と素晴らしい日本の芸能かと、、、
イヤホンガイドを借りて、それには玉三郎さんのトークが幕間に流れて「舞台の上は総合芸術です」と言われていました。お陰でまわりも見渡せる事が出来、これが無ければ10分の1しか解らない所を10分の8位理解出来た様な気がして値打ちがありました。

❷大刀盗人
狂言を歌舞伎で演じる様な物、途中で眠たくなりました。

❸傾城雪吉原
城が傾くほどお殿様が夢中になると言うほど、美しく、教養があり、芸が素晴らしい遊女の中の頂点を傾城と言う、阿古屋もその一人である。
 ふりしきる雪の中で舞う傾城、昔「武原はん」さんの地唄舞「ゆき」の美しさに、かじりついて見たのを思い出したが、玉三郎さんのは、より華やかさが感じられました。
本当に素晴らしい物が見られ幸せでした。


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