2021年10月11日月曜日

 お生花 「富士山」

遠州流のお流儀花の中で代表的な、這迫槙「ハイビャクシン」で富士山を生ける事は、とても難しく、長年稽古を積んでいる人でも敬遠します。
11月2、3日と高槻で「いけばな展」が開催されるに付き、「生けてみませんか」とお誘いを受けたのですが、、、
お生花をと花屋さんに頼んだら、持って来て下さったのが、這迫槙でした。
これも何かのご縁かしら❓
しかし「恐いものしらず」と言うのか?
たいちゃんが「やってみたい」と⁉️
花展に出せるかどうか❓❓
師匠は、やはり故 森木田一昭先生です!✴️
先生の写真とにらめっこして、その姿を再現すべく何度も試行しました。

葉先が針のようになっていて痛くて素手では触れず軍手をはめて!💦
始めに2本ボキッと折りました。
その事も、力の入れ具合を手に覚えさせる良い経験です。
最初に富士山に出来る一本を決めてとっておきます。
富士山には二本の霞が要るのでそれが枝の中程に有る木を選びます。
葉っぱを落とし富士山の形を作って行きます。
今矯めているのが霞です。
頂上に雲がかかっているのも葉っぱを残します。
この位になれば手も慣れてきたのか手袋を外して! 手袋をはめていては微妙な作業は出来ないです。
富士山が旨くここと言う場所に留まってくれません!

富士山の裾野を「地流し」で作ります。
どうにか形が出来ました「真」に近いお生花です。
又しても「地」が上がってしまうので、
庭で石を拾ってきて、花展まで重石を吊るしています。
まだ3週間ほど先ですが、これが持つかどうか❓❓

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