日本を代表する演奏家、野田弥生(琴) 菊原光治(三絃) 三好芫山(尺八) の三名で結成された「虫干しの会」を目の前で聞く事の出来る又と無い機会だと思います。
会場の「詩織庵」は、葦簀、御簾、座布団に至るまですっかり夏のしつらえ、大きな町屋の、苔むした庭に行灯がともされ演奏が始まりました。
伊勢神宮の風物を唄った「御山獅子」 祝儀曲の技巧的な難局「尾上の松」を1,5mの至近距離で聞かせて頂くので、琴の手(弾き方)や三絃との細かい掛け合い、そこに入る尺八と迫力ある地唄に、一曲20分余りだが、心地よくて終わらないで欲しいと思う位でした。
地下鉄烏丸御池構内にあるおばんざいやさんで夕食を済ませ
詩織庵座敷の演奏会場
帰りに三条通り 千聰ビル1Fの伊右衛門サロンで余韻を楽しみました。
ご一緒した友人が一句「御簾 葦簀 間流るる三味の音」と読まれました。
(みす よしず あいだながるる しゃみのおと)
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