2015年11月23日月曜日

開祖忌

大徳寺開祖 大燈国師の年忌に参拝して来ました。
本坊入り口

向って右側の 法堂でありました。  天井の龍図は 狩野探幽筆
物音一つしない静まり帰った中で厳かに儀式が執り行われ、呼吸を整えるだけしか動かれ無い状態で座っていると突然に太鼓?が鳴り渡り、山内、末寺などの多勢のお坊さん達の お練りが始まりました。堂内の瓦敷きをジグザグに何周もお経を唱えながら歩かれるのです。    その間私は寒さに耐えながらジッと足元の 沓「出頭沓」を興味深く見ていました。角の廻り方には形が有り、皆一様におなじ動作で廻られるのである。
儀式が終わり本坊の書院でお食事を頂きました。


  大徳寺門前「一久」さんの年忌の時のお膳    和尚さん達がお給仕してくださいます。
汁     里芋と大根の白味噌汁  からしが少し効いてなんとも言え無い美味しさ!!
お平    焼き豆腐    粉山椒がかかり大きな焼き豆腐もあっという間に飛び込む美味しさ、水菜を添えて
後方左     こぶ煮付け    出しを採った後の昆布が上手に煮付けてありさすがに真似の出来無い美味しい佃煮?です。
後ろ中     香の物   少し酸味が効いています。
後ろ右      白和え    さつまいも、こんにゃく、金時人参   だけですが、和え衣のお加減の良さは今まで食べたなかで一番と思う美味しさです。
最後は湯とう(ご飯のお焦げを湯で炊き少しの塩味で)をお茶代わりに頂きました。
昨今のこれでもかと凝った満艦飾のコース料理は、頂いた後直ぐに忘れてしまいますが、質素であるが後々までも心に残る ある意味贅沢なご馳走の様な気がしました。


上用とお抹茶で     丁寧なお食事に満足でした。

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